国内食料・農業を犠牲にした「大枠合意」に怒りの声!
道農連(西原 正行委員長)は7月11日、札幌市中島公園「自由広場」において、単独主催となる『食と農、地域を守る全道農民総決起集会』を道内各地から約1,000名の盟友・関係者参加の下で開催した。
本連盟からは佐藤正光委員長をはじめ各市町村組織、青年部より108名が参加した。
本集会は、TPP漂流以降も予断を許さない国際貿易交渉や国内における拙速な農業改革などに対し、本道農業や食の安全・安心を守るために開催されたもので、集会冒頭には6日の日EU・EPA交渉「大枠合意」発表を受け、『農業を犠牲にした日EU・EPAの「大枠合意」撤回を求める緊急決議』が提案され、満場の拍手で採択された。
また、引き続き「食糧主権、多様な農業の共存を求める国際貿易交渉に関する決議」、「北海道農業・農村の持続的な発展と真の農政改革の実現を求める決議」の2本が提案され、参加者の総意として採択された。
集会終了後には札幌市大通公園までデモ行進を行い、本道農業への応援を市民に呼びかけるとともに、ゴール地点でミニトマトの配布を行い、国内農産物の「消費者アピール」を実施した。
◇農業を犠牲にした日EU・EPAの「大枠合意」撤回を求める緊急決議