北海道農民連盟は8月22日、札幌・共済ホールにおいて全道の農民組織代表者約650名(本連盟より、佐藤委員長はじめ93名)参加の下で、「農業を犠牲にした日米貿易交渉を許さない全道農民集会」を開催した。
集会では、連合北海道や生活クラブ生協、北海道農業ジャーナリストの会による連帯挨拶の後、水田農家・畑作農家・酪農家の代表者による意見表明が行われた。その後、「日米貿易協定交渉から北海道農業・農村を守る決議(案)」が道農連の大久保明義副委員長より提案され、満場の拍手をもって採択された。
また、「団結ガンバロウ」の唱和役を本連盟青年部の田中悠樹書記長が務め、「我が国の食糧主権および食料安全保障を守るべく、国内農業を犠牲とする日米貿易交渉に断固反対する。北海道農業を守るため、一致団結して頑張ろう」と結束を呼びかけた。
その後は、北農ビル前から大通公園に向かってデモ行進を行い、国内農業を犠牲にする国際貿易交渉に反対の声を上げ、食の安心・安全を守る必要性と運動に対する理解を札幌市民に訴えた。