北見地区農民連盟は2月13日、「第62回定期総会」を開催し、2020年度経過報告、2021年度運動方針(案)などを決議するとともに、特別決議(案)を採択した。なお、本総会は新型コロナウイルス対策として、例年とは異なり、来賓の参加を見送り、代議員のみによる短時間スケジュールのもとで北見農業会館・大会議室において実施した。
増田俊司委員長は開会挨拶の中で、「昨年を振り返ると、コロナの影響で例年にない厳しい運動展開となり、7月の本連盟中央要請行動も実施できず、11月の秋闘対策になってようやく実施することができた。作柄についてはまずまずの天候の下、畑作はおおむね豊作基調であったが、馬鈴しょは粒が少なく低収量となった。コロナ対策では様々な対策が打たれ、高収益作物次期作支援交付金については、予算をはるかに上回る応募があったことから運用変更となったが、道を通じて要請を行うことで、なんとか予算が確保された。2021年度に向けては例年どおりの運動ができるかどうか不明だが、新しい方法も模索しながら、みなさんと共に頑張りたい。」と述べた。
議事では、執行部より2020年度運動経過及び収支決算報告、2021年度運動方針(案)並びに収支予算(案)が提案され、いずれも原案通り承認された。その後、梅田俊則副委員長より『農畜産物の更なる市場開放の反対と農業・農村政策の確立を求める特別決議(案)』を提案し、拍手で採択された。
なお、2019年度をもって退任された前委員長の佐藤正光氏、前副委員長の佐藤廣幸氏に褒賞が贈られた。
最後に増田俊司委員長のもとで「がんばろう唱和」を行い、同定期総会を閉会した。