北海道農民連盟はコロナ禍後、初となる2月13~14日の二日間日程にて、第50回定期総会を開催した。総会は札幌パークホテルにて行われ、全道各地から約130名(本連盟より16名)が参加した。 開会にあたり大久保明義委員長より挨拶が行われ、その後昨年勇退された増田俊司前副委員長(地区連盟前委員長)に対し役員褒賞が行われた。 議事では、執行部より2022年経過報告や収支決算報告、2023年度運動方針及び予算案や「食料安全保障の強化と食料・農業・農村政策の確立を求める特別決議(案)」がそれぞれ提案された。質疑応答では、代議員より「農産物値上げに対する消費者理解への今後の組織活動方針お聞きしたい」といった質問が挙げられ、執行部は「消費者へのPRなどを過去に行ってきたので、今後とも運動の柱として活動していきたい」とした。また、「業種ごとに予算の偏りが生じないよう、農水省予算の拡充を求めてほしい」との意見に対しては、「過去と比べると1兆円以上減額されている。予算の確保に向けて引き続き活動していく」と回答した。その後議案は拍手で承認・採択されるとともに、役員改選において執行部三役がそれぞれ再任された。その後、梅田俊則副委員長(地区連盟委員長)による閉会挨拶が行われた後、大久保委員長のもとがんばろう唱和を行い閉会した。
また、一日目終了後には第50回を記念してアジア農業協同組合振興機関の小林寛史常務より、「グローバル化する世界における日本農業の現在・過去・未来」と題し記念講演が行われた。終了後には懇親会が開催され親睦を深めた。