農林水産業、経済・消費者団体、北海道医師会、労働組合など42団体で構成する「TPP問題を考える道民会議」が主催する「拙速なTPP交渉参加表明に反対する道民集会」が4月27日に札幌市民ホールで約1500名が参加して実施された。同道民集会では、高橋はるみ知事、喜多龍一北海道議会議長から激励の挨拶を受けた後、日本消費者連盟共同代表の山浦康明氏より「私たちのくらしとTPP」と題して基調講演を受けた。更に北海道経済連合会の山口博司副会長、北海道消費者協会の橋本智子会長、北海道医師会の長瀬清会長から意見表明があった。最後に「政府は、TPPが与える様々な影響について十分な情報開示を行い、国民各層の意見をしっかり聞いた上で、国民的議論を行うべきであり、私たちは拙速なTPP交渉に反対します」との集会宣言を採択して集会を閉じた。尚、集会終了後にJA道中央会、道農連、JA道青年部協議会・道女性協議会の4団体が大通公園で街頭宣伝活動を行った。