北大・太田原名誉教授の講演等、「農政学習」への理解を深める
北海道「農」ネットワークの第17回定期総会・研修会が7月11~12日の日程により北見市において開催された。同総会後の研修会は、北大の太田原 高昭名誉教授を講師に迎え、規制改革会議「農業改革プラン」への徹底批判と題して講演を行った。今次の政府「規制改革会議」の示す農業改革案の企業体優遇となる危険性に触れるとともに、農業委員会制度と農業生産法人のあり方や、JA中央会制度の歴史的な経緯説明を含めた「農政活動」と「信用・共済事業」の分離を批判し、日本型総合農協の必然性と合理性を訴えた。また、今後の農政活動の目指すべき姿として世界の農協と小規模農家の存続に基づき「国際家族農業年」の意義を含め、強く警鐘を鳴らした。
翌12日のフィールドワークでは、山の水族館や北見ハッカ記念館を視察した。