道農連(団長:石川純雄・委員長)は、3月30~31日の日程で、政府が今国会で承認手続きを進めるとするTPPの批准に反対する中央対策行動を全道各地より47名参加の下で実施した。
本連盟からは佐藤正光・委員長を団長とする18名の上京団が交通機関手配の都合上、前日からの上京となる29日~31日の日程で参加した。
30日は本連盟独自行動として午前中に国会議事堂を見学し、昼を挟んで午後からのTPP批准阻止アクション実行委員会主催による「TPPを批准させない3.30国会行動・決起集会・請願デモ」に参加した。
行動の内容としては、①国会議員会館前で座り込み行動を実施した。参加した各団体の代表がTPPの危険性や想定される懸念について意見表明を行い、道農連からは山居忠彰・書記長がマイクを握り、「TPPは農業だけの問題ではない。広く国民が考えるべき、みんなで戦わなければならない問題だ。」と力強く訴えた。
②座り込み行動終了後は憲政記念館ホールに移動し、決起集会に参加した。集会では、野党国会議員や消費者団体等の代表がメッセージを発する中、道農連からは石川純雄・委員長が登壇し、道内におけるGM作物栽培を規制する食の安全安心条例がISD条項によって改廃される危険性があることや、昨年道農連が行った各市町村長に対するTPP反対賛同署名など、TPP批准に反対するアピールを行った。
③集会終了後、19時から国会図書館横から日比谷公園まで、国会請願キャンドルデモと国会議員会館前アピール行動を行い、「食の主権は私たちだ!TPPの批准は許さないぞ!」とシュプレヒコールを上げた。
最終日となる31日は道農連独自行動となる道選出国会議員に対する要請懇談会を実施した。各議員に対しては事前に懇談会出席への打診をしており、合計8名の国会議員が出席し、それぞれのTPPに対する受け止め方、今後どうしたらいいか等についての表明を受け、「TPP協定承認案の反対など慎重な対応を求める要請書」ならびに「TPP及び食料・農業政策に関するアンケート」を手渡した。
また、要請懇談会終了後は出席しなかった議員に対する班別要請を行い、同要請書およびアンケートを手渡した。
本行動の写真はこちら。
「TPPを批准させない3.30国会行動・決起集会・請願デモ」については、以下のリンクから動画を視聴できます。
(※いずれもYouTubeが開きます。)
【議員会館前座り込み・後半のみ】
(※山居書記長発言 1:02:20~1:06:15)
【憲政記念館にて決起集会】
(※石川委員長登壇 1:09:24~1:13:14)
【国会請願キャンドルデモ】
(※請願部分 21:41~32:40)
尚、いずれの動画においても赤いジャンパー(背中に【北海道からSOS】)を着ているのが道農連上京団です。