北見地区農民連盟は2月9日、オホーツクJAビル会議室において「第65回定期総会」を開催し、2023年度経過報告、2024年度運動方針(案)などを決議するとともに、特別決議(案)を採択した。
梅田俊則委員長は開会挨拶で、「昨年は春先こそ天候に恵まれたものの6月~8月にかけて一部地域では降雹、大雨による大きな被害が出た。本連盟としても道農連と連携し、関係機関に要請を行ってきた。また、7月以降の記録的な高温では作物品質への大きな影響があり、酪農では牛の体力が落ちて乳量が減少した。全ての農家が高温と高コストにより経営を悩まされた一年だった。そうした中、今国会には食料・農業・農村基本法の見直しが上程されており、農家の減少、農村地域の人口そのものの減少に歯止めがかからず、食料自給率が下がっている現在、現場が受け入れやすい法案となるよう道農連と共に運動して参りたい。昨年、皆様のご協力のもと75周年を迎えることができ、本総会は100周年に向けた第1回の総会としたい。」と述べた。
本総会議長に、鈴木大介氏(大空町女満別農民協議会)、豆田健氏(北見地区農民連盟青年部)の両氏を選出した後、来賓の北海道農民連盟・中原浩一書記長より激励のご挨拶を賜り、各政党代表、道議などから寄せられた祝電から代表して徳永エリ参議、勝部賢志参議のお祝いメッセージが披露された。また、総会スローガンを地区連盟青年部の田中健太副委員長が読み上げ、拍手で確認した。
議事に入り、執行部より2023年度運動経過及び収支決算報告、2024年度運動方針(案)並びに収支予算(案)が提案され、原案通り承認された。その後、執行部より『食料安全保障の強化など基本法の改正等に関する特別決議(案)』を上程し、拍手で採択された。
また、髙橋敬義・役員選考委員長より下記のとおり役員選考結果が報告され、2024~25年度の役員体制が拍手で承認された。なお、四期八年の長きにわたり組織の舵取りを担った谷道弘書記長が今回の改選で勇退された。最後は梅田俊則委員長のもとで「がんばろう唱和」を行い、閉会した。
なお、本総会会場にて「令和6年能登半島地震救援募金」活動を実施し、お預かりした38,916円の募金については道農連を通じて被災地にお届けします。皆様のご協力に感謝申し上げます。
2024年度 本連盟役員体制
委員長:梅田 俊則(常 呂・再)
副委員長:石井 博幸(津 別・再)
副委員長:坂野 和弘(清 里・再)
書記長: 洞 政義 (訓子府・新)
監 事:小島 直樹(小清水・再)
監 事:佐藤 栄一(端 野・再)